憧れの土地

 今まで日本中いろいろなところを巡りましたが、やっぱり最初に取り上げたい場所は屋久島です。小説で「一年に366日雨が降る」と書かれたこの島は夕方になるとほんとに決まって雨が降ります。鹿児島からフェリーで4時間ほどのこの島は、車だったら一周一時間ほどです。日本の島としては大きいほうですが、わたしにとっては一周一時間の島の中にこれでもかと奇跡が詰め込まれた夢の島です。

 世界遺産にも登録されてしまったので、今ではとても有名な島ですが、私が訪れた頃はまだあまり観光客もない、平和な島でした。トロッコ道を通って山道を登り、数々の屋久杉をすり抜けて、ウィルソン株を越えるとかの有名な縄文杉が眼前に現れます。今では物見台が設けられ縄文杉を遠くから眺めるようになっていますが、私が訪れた頃は縄文杉の周りには文明の匂いは無く、自分の手で縄文杉を触ることが出来ました。

 樹齢4000年とも7000年とも言われているこの杉はキリストやブッダよりもずっと前から生き続けている。ゴツゴツとした樹皮に触れながらそんなことを考えると、自分の悩みが浄化されたような気がしました。最初から大した悩みはないのですが。。。

 屋久島は雨が多いために森がとても深いのです。「もののけ姫」を見たことがある人ならちょうどあんな森を思ってもらえればばっちりです。その深い森でテントを張って野宿をしていると、いろいろなことを感じるようになります。動物の気配、木々が水を吸い上げる音、雨の気配等等。夜は真の闇です。慣れるまでほんとに恐ろしかった。あまりに静かで、静か過ぎて耳が痛いのです。もう久しく経験していませんが、貴重な体験でした。そのとき私のテントを何かがガサガサとゆらしたのです。
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